完全ヒト抗体の作製
抗体は癌、感染症などに対する分子標的治療薬としてきわめて有望で、乳癌、Bリンパ腫、リウマチなどに対する抗体はすでに医薬品として実用化に至っています。米国で現在開発中の医薬品の実に25%が抗体であることもその有用性を示しており、2013年の抗体市場は500億ドルに達するものと予想されます。
現在の抗体開発はマウスを用いるハイブリドーマ法、大腸菌を用いるファージディスプレイ法が主流ですが、これらの技術には活性の高い抗体が取れ難い、欧米の特許に対し多額のライセンス料を支払わなければならない、などの問題があります。

株式会社イーベックではEBウイルス(抗体産生細胞であるBリンパ球を無限増殖する活性がある)を用いてヒト血液中のBリンパ球を増殖させ、ヒト体内でナチュラルな免疫過程を経て作られた高活性な抗体を作製する方法を開発しました。すでに、各種病原微生物、サイトカインなどに対する高活性な抗体作製に成功しています。イーベックが作製する抗体の特徴は、ヒト血液リンパ球を抗体ソースとするため高い活性(結合活性Kd値: 10-11M前後)の抗体が作製できること(マウスを過剰な抗原で短期間免疫して抗体を得るハイブリドーマ法で得られる抗体の結合活性はKd値:~10-9Mに過ぎません)、欧米の特許に依存しない技術であるためライセンス料支払いの必要が無いこと、があげられます。
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