代表取締役より

私は大学卒業後の4年間、内科医として白血病の患者様の治療に従事しました。それらの患者様の誰一人として当時の治療法では治すことができなかった、そのことが私に基礎研究に進むことを決心させました。以来30余年間、癌ウイルスの一つであるEBウイルスの研究に専念してきました。基礎研究は地味ではありますが、その積み重ねの上に応用研究の成果も生まれます。従って、基礎研究が重要であることはもちろんですが、これまでの経験をもとに直接的な社会貢献を果たしたいと考え、イーベックを創設しました。
私たちの血液中にはマウスを人工的に免疫する方法では決して作ることのできない活性の高い抗体が多数存在します。イーベックではEBウイルスのリンパ球増殖活性を利用してヒト血液リンパ球から優れた抗体を作製することのできるユニークな技術を有しています。私はこの技術が、近い将来、現在主流のマウスを用いる抗体作製法に代わって、抗体医薬開発の標準方法となることを確信しています。
これまで治療法のなかった病気の特効薬となる抗体医薬を開発する、その目的のために従業員と一緒に努力してまいります。
代表取締役会長 高田 賢藏

世界には、まだまだ難治の病気が多く存在し、病気によっては高額の薬代金に苦しんだり、副作用に苦しんでいる患者様がおられます。それらの方々を救うために多くの医師、病院、製薬企業様など医療関係者が努力を積み重ねておられます。我々はそれらの医療関係者と共に育つ企業として起業しました。
医療の課題や患者様の苦しみを「優れた医療技術」で救うことができます。2002年、会長となる高田と出会い、高田の医療技術が事業として開花し薬になると、多くの患者様を救えると確信しました。われわれのような技術を核として立ち上げるベンチャーは「優れた技術」とそれを具現化する「優れた研究者」が必須条件です。イーベックには2つが揃っています。その「技術」を「事業」とするために必要な「経営技術」を提供するためにこの素晴らしいプロジェクトに参画しました。
我々の事業目的は優れた薬を作製することです。しかし、薬の開発には膨大な資金とノウハウ、経験等が必要です。抗体を活用して医薬を開発する実力と知見を持つ優れた製薬企業様は世界中に存在します。そこで、我々は製薬企業様の方々に抗体医薬作製のパートナーと呼ばれる企業を目指しました。我々には優れた抗体を作製する技術があります。その優れた抗体を作製する工程に特化し(つまり素材作製メーカーとなり)、世界中の製薬企業様の役にたちながら、目的とする「薬を世に出し患者様を救う」ことを目指すビジネスモデルとして、事業化に取り組んでおります。
将来、病院で病気が治って喜んでいる方を見て、「あの方の病気治癒に我々の力が役にたったのだ」とこっそり喜ぶ日を夢見て、役職員、株主の方々をはじめ、多くのパートナーと共に価値創造を続けていきたいと思います。
代表取締役社長 土井 尚人



